地下鉄?
台風や春一番の時期になると、「東西線、強風のため遅延・運転見合わせ」
というニュースをよく見かけます。「地下鉄なのにどうして?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
というニュースをよく見かけます。「地下鉄なのにどうして?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
かくいう本日も強風で遅延していたようです
沿線を利用している方には常識かもしれませんが
実は東西線は、南砂町〜西船橋の間を地上を走っています
大きな川を渡る鉄橋もあり、海からの横風をダイレクトに受けてしまうことも…
じゃあ、なんで最初からすべて地下に作らなかったのでしょうか?
調べてみると、建設当時の東京を支えた「先人たちの苦渋の決断」があったようです。
■ 爆発的人口増加への最速対応
東西線が建設された1960年代は、高度経済成長期の真っただ中
千葉方面からの通勤ラッシュは凄まじく、一刻も早い路線の開通が求められていたようです
当時の南砂町から西船橋周辺は、まだ見渡す限りの田畑や湿地帯
すべてを地下で掘り進めるよりも、地上に高架橋を建てた方が
建設費を抑えられ、何より圧倒的に早く完成する」というメリットがある
つまり、都市の発展スピードに合わせた最善の選択だったのです
ここで「湿地帯に重い電車が走ったら、地盤沈下するのでは?」という疑問が湧いてしまいます
実はここには当時の最先端技術が詰まっていました。
ドロドロの土壌の奥深くにある固い岩盤まで、
長くて頑丈な「杭」を何本も打ち込み、その上で高架を支える構造にしたとのこと
そのため、どれだけ重い電車が走っても沈むことはないそうです
当時の技術では、水分を多く含んだ柔らかい地盤を地下へ掘り進める方が、
トンネルの崩落や出水のリスクが高く危険
「地上に高架を作る」ことこそが、当時もっとも安全で確実な工法だったのですね
■ 現代:安全第一だからこその運行制限
しかし、この「地上を走る」という構造ゆえに、
しかし、この「地上を走る」という構造ゆえに、
現代の私たちからすると東西線は「風に弱い」と感じてしまいがち
ですが、これは裏を返せば、東京メトロがそれだけ安全基準を厳格に守っている証拠でもあり
乗客の安全を何よりも優先し、風速計のデータに基づいた確実な運行管理を行っているからこその
運転見合わせなのです!
こればかりは、東京の発展を急ピッチで支えてくれた歴史への敬意を持ちつつ、
風の強い日はスマートに総武線や都営新宿線などの迂回ルートを活用するのが大人の選択と言えそうです
とはいえ、やっぱり電車遅延はつらいものですけれどね(笑)。






