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社員ブログ

ゴジラ、AI、防災

日本最大級のITとデジタル技術の総合展示会が
毎年10月に開催されています。

今年も、千葉・幕張メッセで
そう「CEATEC(シーテック)」です
今年も10月中旬に開催され、いくつかの最新テクノロジーが話題になりました


そんな今年のCEATECの会場で、ひときわ異彩を放っていた展示

映画『ゴジラ-1.0』のヒットなど、世代を超えて愛され続ける怪獣王・ゴジラ
そのゴジラをテーマにした、体験型展示がネットや会場をざわざわさせたようです
それが、富士通が出展した「GODZILLA in MOTION」

ちょっと、こちらについて紹介させていただきます

▽  「GODZILLA in MOTION」とは
自分の動きがそのままゴジラに!?
なるような装置が展示されました…が
この展示の何がすごいのか
専用の面倒なスーツやセンサーを体につける必要が一切ないところです

カメラの前に立つだけで、最新の骨格認識AIが人間の動きを瞬時にキャッチ
画面の中のゴジラが、自分のポーズや歩き方に合わせて完全にリンクして
動く仕組みになっています

自分が一歩踏み出せばゴジラも巨大な足を踏み出し、
腕を振り下ろせばビルがぶち壊せる
体験時間は約40秒とのことですが、
自分の動きで街を破壊する背徳感とワクワク感は相当なものだったはずですかね


▽一方で、中身は真面目な「防災AI(デジタルツイン)」だった
「富士通がなんでゴジラで遊んでるんだ?」と思われるかもしれませんが、
もちろん、ただふざけてゴジラを作ったわけではありません

この技術の裏側にあるのは、富士通が本気で開発している
「ソーシャルデジタルツイン」という最先端の技術です。
これは、都市全体の人の流れや建物の構造をコンピューターの中に丸ごと再現し、
災害時などの膨大なデータをAIでシミュレーションする仕組み

例えば、今回のようにゴジラが襲来したとき、あるいは大規模な地震や火災が起きたとき、
街にいる何万人もの人たちが「どこへ向かって、どういうルートで逃げようとするか」を、
一人ひとりの行動パターンまで含めてAIが予測します

現実の街で大規模な避難訓練をやるのは限界がありますが、
デジタル空間の中なら「この交差点でパニックが起きて詰まる」
「このルートは裏道すぎて誰も使わない」といった、
リアルな混雑やボトルネックを事前に何度もテストできるというわけです

「ゴジラに街を破壊される」というシチュエーションはエンタメそのものですが、
「想定外の脅威で都市機能がマヒし、大量の避難民が発生する」という意味では、
自然災害やパニックのシミュレーションとやっていることは全く同じ

ふざけているようで、やってることは極めてハイテクで実用的なアプローチです。



◎最先端技術は、やっぱり「遊び心」から面白くなる
最先端のITやAIというと、どうしても「業務効率化」や「コスト削減」といった
堅苦しい話になりがちです。
けれど、「ゴジラになって街を破壊する」という圧倒的なエンタメの文脈に載せることで、
技術のすごさが直感的に伝わってきます。

堅苦しい防災の話を「ゴジラで避難訓練!」という形に翻訳してしまう
このアプローチは、非常に巧みな見せ方だと言えますよね