運?実力?
先日ポーカーをしました。
自称強いって方と一緒に…
結果は私の方がいい成績でしたが…。
さてさて
世の中には、いろんなゲームがあります。
将棋、囲碁、チェス、麻雀、ポーカー、eスポーツ。どのゲームにもプロがいて、
日々しのぎを削っています。
ここで素朴な疑問です。
誰が一番すごいのでしょうか? そして、どのゲームなら「無敵」になれるのでしょうか?
今回は、この疑問をきっかけに、ゲームの「勝ち方の違い」について考えてみたいと思います。
■「連勝する人」がいるゲーム、「優勝回数が多い人」がいるゲーム
プロの世界を眺めていると、ゲームによって強さの現れ方がまったく違うことに気づきます。
将棋やチェス、オセロのようなゲームでは、
トップ棋士が圧倒的な連勝記録を打ち立てることがあります。
将棋の公式戦で29連勝という記録が話題になったのは、
記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
一方で、麻雀やポーカーのようなゲームでは、そういう「無敗の連勝」
はまず見かけません。代わりに、「大会で何度も優勝している」
「長年トップクラスの成績を維持している」といった形で、強さが語られます。
同じ「プロがいるゲーム」でも、強さの見え方がこれだけ違うのです。
■では、なぜこの違いが生まれるのか?
答えは、ゲームの性質にあります。
ポイントは、完全情報ゲームか、不完全情報ゲームかです。
●完全情報ゲームとは
完全情報ゲームとは、ゲームの状況がすべてのプレイヤーに公開されていて、
サイコロやカードなどの偶然の要素がないゲームのことです。
将棋、チェス、囲碁、オセロがこれにあたります。
盤面はすべて見えていて、相手が何を持っているかも明らかです。
このタイプのゲームでは、勝敗を分けるのは読みの深さと判断の正確さだけです。
実力差がそのまま結果に表れるので、強い人が弱い人に負けることはほとんどありません。
だからこそ、連勝が生まれるのです。
●不完全情報ゲームとは
一方、不完全情報ゲームは、相手の手札や次に引くカードなど、
見えない情報があるゲームです。
ポーカーや麻雀がその代表です。見えない情報があるため、
そこには必ず運の要素が入り込みます。
どんなに上手な人でも、悪い配牌や悪いカードが続けば負けます。
逆に、初心者でも、良いカードが重なれば勝てます。
つまり、不完全情報ゲームでは、素人がプロに勝つことがあるのです。
これが、連勝が生まれにくい理由です。
■不完全情報ゲームのプロは、何がすごいのか
「じゃあ、運しだいなら、プロはいらないのでは?」
そう思うかもしれませんが、そうではありません。
不完全情報ゲームのプロは、運に左右される状況の中で、
期待値の高い選択を積み重ねているのです。
1回の勝負では運が勝敗を決めても、何百回、何千回と続けると、
運のブレは平均に近づいていきます。その結果、実力のある人が、長期で見て上位に残るのです。
だから、麻雀やポーカーでは「一度の勝利」ではなく、
「長期的な成績」がプロの強さの証明になります。
(ごくまれに圧倒的強運の人もいますけど…)
■まとめ:ゲームごとの「強さの形」
整理すると、次のようになります。
【完全情報ゲーム】
代表的なゲーム:将棋・チェス・囲碁・オセロ
強さの現れ方:連勝記録、圧倒的な勝率
素人がプロに勝つ可能性:ほぼない
【不完全情報ゲーム】
代表的なゲーム:ポーカー・麻雀
強さの現れ方:優勝回数、長期の成績
素人がプロに勝つ可能性:十分ある
「無敵になれるゲーム」を探すなら、完全情報ゲームが向いています。
ただし、その分、負けたときの言い訳はできません。
一方、不完全情報ゲームは、誰にでも勝つチャンスがあります。
その代わり、プロでさえ、運に泣かされる日があります。
■おわりに
どちらが優れているということではありません。「無敵」を目指す面白さもあれば、
「誰にでもチャンスがある」面白さもあります。






