県民の日
ご存じですか?
6月15日は「千葉県民の日」と「栃木県民の日」となっています
毎年6月15日が来るたびに、千葉県と栃木県は「うちは県民の日だ!」と盛り上がる?
のかもしれません…
そもそも、なんで同日なんですかね?って言いますと
時は1873年(明治6年)。明治維新後の日本政府は、
廃藩置県の後処理で日本全国が大混乱状態。
千葉県も栃木県も、この年の6月15日に、
それまでバラバラだった地域を合併して「現在の県」に近い形として
再スタートを切ったという形ですね。
ちなみに、千葉県は木更津県と印旛県を合併、栃木県は宇都宮県と栃木県を合併しています。
「県民の日」って何がすごいの?(メリットあるの?)
「そもそも県民の日って何のためにあるの?」と思う方もいるかもしれませんが、
地元民にとっては実利的なメリットが満載らしいです。
学校が休みになる!:
平日にお休みをもらえるのは、子どもたちにとっても
大人にとっても貴重なリフレッシュタイム!
公共施設が無料・割引になる!:
美術館、博物館、動物園などの公立施設がお得に楽しめます。
普段はなかなか行かない地元スポットを再発見する絶好のチャンス!
郷土愛と地域の絆が深まる!:
地域の歴史を学んだり、郷土料理を味わったりと、
改めて「地元」を好きになるきっかけになります!
いやぁ、すばらしいですね、県民の日。
ちなみに私の出身は神奈川県です
実は、神奈川県には「県民の日」が定められていません。
関東地方で「県民の日」がないのは、神奈川県だけです。
その理由は、これまでに県議会などで制定に向けた大きな盛り上がりがなく、
条例などで定められていないためとされています。
神奈川県が正式に「神奈川県」となったのは、
明治元年(1868年)9月21日のこと。
その前段階として、以下のような変遷がありました。
慶応4年(1868年)4月20日: 「神奈川裁判所」が設置
慶応4年(1868年)6月17日: 「神奈川府」に名称が変更
明治元年(1868年)9月21日: 政府の方針により「神奈川県」となる
(神奈川県では横浜裁判所が設置された3月19日を「立庁記念日」としています)
いやいや、ちょっと待て。県民の日がどうのこうのよりも
「裁判所」ってなんだよ?って誰もが思いますよね?
明治維新が起きた直後、新政府は幕府が支配していた土地を接収し、
一時的に管理するための組織を置きました。
当時の新政府の考え
⇒新しい統治機構を作る際、当時の西洋諸国の制度を参考にする中で
「司法(裁判)」が非常に重要視されました。
当初置かれた「横浜裁判所」や「神奈川裁判所」は、単に裁判を行う場所だけでなく、
港の管理、貿易の取り締まり、外交交渉、そして民政(地域の統治)を行う
総合的な役所の役割があり、
当時の新政府にとって、接収した土地を治める最も権威ある役割が
「裁判(司法・統治を行う権限)」を司る場所だったので、
便宜上「裁判所」と名付けたという経緯とのこと。
その後、 裁判所という名前だと、どうしても「裁判をするだけの場所」
というイメージが強いため、府になり県になる。
つまり、「とりあえず暫定的に『裁判所』という名前で行政を行っていたが、
体制が整ったので、行政機関としてより適切な『府』や『県』という名前に切り替えた」
というのが、実態っぽいです
「県民の日」の由来に興味を持ったら、
日常的に見聞きする名称や記念日の背景には、現代の私たちが想像する以上に
ドラマチックな歴史が隠されていることに気づかされました。
こうした視点で地元を見つめ直すと、これまでとは違った街の表情が見えてくるかもしれませんね






