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社員ブログ

【野球のナゾ】なぜ広さは球場ごとに違う?~内野は共通、外野は個性。その理由とは~

野球場では、塁間やマウンドからホームベースまでの距離は、世界共通のルールで定められています。
例えば、塁間は90フィート(約27.43m)、マウンドからホームベースまでは60フィート6インチ(約18.44m)です。これは、どの球場でも同じ条件でプレーできるようにするため。つまり、野球という競技の「公平性」を保つために、内野のサイズは統一されているのです。

一方で、外野の広さやフェンスまでの距離は、球場によってさまざまです。「なぜ統一されていないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
その理由は、野球の歴史にあります。19世紀、野球がアメリカ各地に広まった当時、現在のような専用球場はほとんどありませんでした。
空き地や公園など、その土地にあるスペースを利用して試合が行われていたため、球場の形や広さは場所によって異なっていたのです。
この“土地に合わせて球場をつくる”という文化は、現代の球場設計にも受け継がれています。さらに、外野のサイズに自由度があることで、各球場に独自の個性が生まれます。
狭い球場では、ホームランが出やすく、広い球場では俊足や守備力が より重要になります。
そのため、球場の特徴に合わせてチーム戦略や選手の起用法も変わってきます。これこそが、野球の大きな魅力のひとつです。たとえば、Major League Baseballでは、外野フェンスまでの距離に最低基準が設けられています。本塁から左右翼までは325フィート(約99.1m)以上、中堅までは400フィート(約121.9m)以上です。
ただし、それ以上の広さについては各球場に委ねられています。
そのため、Fenway Parkの高い左翼フェンス「グリーンモンスター」や、
Yankee Stadiumの右翼の短さなど、個性的な球場が数多く存在します。

 内野は「公平性」のために統一。外野は「個性」と「戦略性」を生み出すために多様。 野球場が一つとして同じ形ではないのは、このスポーツが持つ奥深さと魅力を象徴しているのです。