熱中症になる
今年の夏は本当に、命の危険を感じるほどの暑さです。
「熱中症には注意」と連日ニュースで呼びかけられている中で
我が家はエアコンも冷蔵庫も故障するという、非常につらい状況であり
いろいろ気を付けていましたが…
まさか自分が…熱中症を引き起こすとは思っていませんでした。
めまいや頭痛、吐き気といった典型的な症状はほとんどなく、
代わりに襲ってきたのが、あまり聞かない、奇妙な体の不調でした。
1. 腹部の張り
まず、なぜかお腹がパンパンに張って、苦しくて仕方ありませんでした。
まるで風船が膨らんでいるかのように、とにかくお腹が重くて、服がきつく感じられます。
調べると、熱中症による脱水で腸の動きが鈍くなり、ガスが溜まりやすくなることがあるようです。
まさか熱中症がお腹の調子まで狂わせるとは思っておらず、本当に驚きました。
2. 尿道の痛み
次に、何よりも辛かったのが、排尿時の違和感です。まるで尿道が熱を持ったようにヒリヒリと痛み、
トイレに行くのが怖くなってしまうほどでした。
これは、脱水状態が続いたことで尿が濃縮され、濃度が高くなったことが原因のようです。
(確かにすごい色の尿が排出された)
痛みを感じるほど尿が濃くなっているというのは、
体が危険な状態にあるというサインなのだと、後から知りました。
もし同じような症状が出た場合は、単なる熱中症ではなく、尿路感染症などの別の病気の可能性もあるため、
必ず医療機関に相談しましょう。
3. 足のむくみ
そして、最も見た目に分かりやすかったのが、足のむくみです。
足全体がまるでゾウの足のようにパンパンに膨れ上がっていました。
これは熱中症の初期症状「熱疲労」でもよく見られる症状のようで、
体の水分や塩分バランスが崩れ、重力によって水分が足に溜まってしまうことで起こります。
最後に
熱中症というと、めまいや吐き気といった症状ばかりに意識がいきがちですが、
私の場合は、体の内部で静かに、そして確実に、深刻な異変が起きていたようです。
これらの症状は、体が水分だけでなく電解質(塩分など)も失い、
正常な機能を保てなくなっているサインです。
「いつもと違う」と感じたら、すぐに無理をやめて体を冷やし、
十分な水分と塩分を補給することが何よりも大切です。 そして、少しでも不安を感じたら、
すぐに病院を受診してください。
今回の経験を通して、熱中症の恐ろしさを改めて痛感しました。皆さんも、くれぐれもご自愛ください。