型変換
Java言語は変数の型を意識する言語です。
そのためJavaでプログラミングしていると型変換が頻繁に現れますよね。
普段、よく感じるのですが、結果として最終的には同一の結果になるけど、
型変換の方法(使用するメソッド等)が多々ある場合があります。
今回はそういった状況について、少し論じます。
例として、String型の文字列への変換では
「valueOfメソッド」と「toStringメソッド」がよく使用されます。
二つの違いは?って気になったり、どっちが適切なの?って
迷ったりもしますよね。
ちがいをざっくりと解説します。
○valueOfメソッドでは、
引数に指定した様々な型の値を、String型の文字列として返します。
記述方法:
String.valueOf(変換する値)
○toStringメソッドでは、
特に数値型などをString型の文字列に変換するために使用します。
記述方法:
Integer.toString(変換する値)
どちらも戻り値として、String型の文字列を返します。
違いってなんでしょうか?っていうと…。
簡単なところでは、nullの許容についてに差異があります。
引数がnullの場合…。
○valueOfメソッドの場合
String型の”null”を返却。
○toStringメソッドの場合
例外(java.lang.NullPointerException)発生。
引数として、nullをとりえない機能をコーディングする際は、
どうでも良い観点かもしれませんが、
厳密に観ると、こういった違いがあります。
かなり細かいことですがプログラミングをする際は、
こういったことまで考慮できたら、
思慮深い成果物の作成になるのかもしれませんね。