酒蔵見学
さいとうです。
先日、日本酒の酒蔵見学ツアーへ参加してきました。
今回訪れた酒造は一風変った酒蔵見学ツアーを開催しており、
酒蔵見学+大量の日本酒がふるまわれる大宴会があるそうです。
酒好きの私としてはぜひ参加せねば!!
との意気込みで行ってまいりました。
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自宅から1時間強かけて
蓮田駅(埼玉県)に到着します。
目的地に向かうためには西口で降ります。
西口はバスロータリー以外は
あまり商店もなく閑散とした雰囲気です。
ちょっと歩くと居酒屋があります。
今日は酒蔵見学にきたので、
居酒屋はスルーです。(真昼間だし。)
目的地までは車で5分とのこと。
バスも走っていますが、早めに駅についてしまったため、
徒歩で目的地へ向かうことにします。
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歩きます。
住宅街を抜けていくので家以外ほとんど何もないです。
ほぼ一本道なのでひたすら歩きます。
面白いことは何もありません。
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ちんたら歩いていたら、受付終了時間まで後5分と
なっていました (・・;)
当日暖かかったので、走りたくはなかったですが
やむなく走ることに。
よく考えたら、「酒飲みが集まるイベントだし、
どうせ時間通りにみんな集まらないだろう。
ちょっとくらい遅れても平気なのでは?」
などとヌルい考えも頭に浮かびましたが、
「やっぱり遅刻は良くないな」と思い直し、
一心不乱に走ります。
走った甲斐もあり、なんとか受付時間に間に合いました。
めちゃくちゃ沢山参加者がいます。
(あとで聞いたところによると152名いたそうです。)
そして、遅刻してる人などいませんでした・・・。
馬を繋ぐ場所も用意されているようで
馬で来ても安心です。
開始時間までちょっと待ちます。
周りの参加者は仲間内で楽しそうに
談笑しながら開始を待っています。
私はひとりぼっちで参加したのでぼーっと待ちます。
ひとりぼっちですが慣れているので気にしません。
ちなみに参加者は意外と女性が多く、
男女比で言うと6:4~5:5くらいでしょうか?
年齢層は30~40代くらいを中心に70代くらいの方も
おられたように見受けられました。
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見学会が始まりました。
最初に見学~その後の宴会の説明を受けます。
酒造の社長直々に説明してくれます。
この方かなり饒舌で話が面白いです。
話の内容は、埼玉県の話と
宴会で酔い潰れないようにとの話が中心です。
(過去に5人組グループが、全員酔いつぶれたり、
3人組グループの1人が酔いつぶれて
見捨てられたりしたことがあったらしい・・・。)
説明&記念撮影が終わると、いよいよ見学に入ります。
酒造場に移動します。酒造場はひんやりしていて
気持ちいいです。
最初に杉玉や見学での禁止事項の説明を受けます。
○杉玉
杉玉(すぎたま、すぎだま)とは、スギの葉(穂先)
を集めてボール状にした造形物。
酒林(さかばやし)とも呼ばれる。
日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、
新酒が出来たことを知らせる役割を果たす。
「搾りを始めました」という意味である。
吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としているが、
やがて枯れて茶色がかってくる。
この色の変化がまた人々に、新酒の熟成の具合を物語る。
(wikipediaより)
○禁止事項
1.女人禁制
酒造りの神様は「松尾様」という女神だそうです。
女神なので、蔵に女性が入ると「松尾様」が嫉妬して
酒を腐らせてしまうという言い伝えに由来して女人は禁制。
※現在はこの風習はなくなっているようで、
今回の見学でも普通に女性も入れました。
2.納豆禁止
酒造りは微生物(麹菌、酵母菌)を利用して行うため
酒蔵には余計な菌が入らない状態に保たねばなりません。
特に厳禁なのが納豆菌。
納豆菌は非常に生命力が強く、納豆菌が麹に混ざって
しまうと、麹菌より先に繁殖してしまい、
おいしいお酒の製造は不可能とのこと。
※朝ごはんに納豆食べてきた人は、蔵見学はできますが、
「あんまり設備に手を触れないでね」と注意が入ります。
参加者みんな熱心に話を聞いています。
スマホいじったり、私語している人はいません。
酒飲みが集まってるのに皆さん真面目です。
その後酒造場内部に案内されます。
以下写真のように巨大なタンクが沢山並んでいて
迫力があります。
※この後も、色々酒について説明を受けるのですが、
長くなるので割愛します。。
約40~50分くらいの酒蔵見学が終わると
宴会場に移動します。
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宴会場です。
吹き抜け上になっている二階建ての造りで、
一階、二階の端にステージがあり生バンドが
待機しています。
着席する席は決まっていてスタッフさんに案内されます。
私はひとりぼっちで参加のためリピーターの年配
グループの席の隅っこに座ることになりました。
「この人、1人だからよろしくね!」っと
スタッフさんが同テーブルの他の参加者に声をかけていました・・・。
卓上は以下のようになっています。
日本酒×5、季節のお酒×1、米焼酎×1
そしてビール1杯と料理です。
解説もついてます。
宴会が始まると、
最初にビールで乾杯です。
乾杯後はバンドが「WE WILL ROCK YOU」
を演奏しはじめます。
初っ端から賑やかです。
さっそく料理をつまみつつお酒を飲みます。
どの日本酒も美味しいですが、
辛口の日本酒が好きなので、
辛めのが特に美味しく感じました。
私は黙々と飲食していますが、
ステージではバイオリンの演奏があったり・・・。
鮭を目の前で捌いてくれたりもします。
最初に用意されている以外にも
お酒はどんどん注がれます。
これはフローズンタイプの日本酒。
半分凍っているので、ひんやりしていて、
しゃきしゃきした舌触りが美味しいです。
あんまりアルコール感がないので、
ぐいぐい飲めてしまいます。
日本酒のカクテルです。
色々なフルーツを入れてつくっているようです。
このあともう一種類日本酒カクテルが出されます。
そちらのカクテルにはトリュフが入っているとのことでした。
これは米焼酎です。なんとアルコール度数が70%。
さすがに70%なのでガツンとくるアルコール感が
心地いいですが喉がとってもヒリヒリします。
追加の料理もでてきます。
つみれ汁、さっき捌いてた鮭の寿司
お酒もおいしいですが、料理も美味です。
この頃から
会場は大盛り上がりです。
バンドも本格的に歌い始めます。
参加者の年齢層を考慮してかバンドの選曲も
沢田研二だったり、嵐だったりで
皆が楽しめるように工夫されているようです。
二階も大盛況。
盛り上がりの中、
私は淡々と酒を飲み続けます。
純米大吟醸が追加で注がれました。
これが最後のお酒という事と、
最後にみんなで肩組んで歌を歌うらしいとので
この辺で退席し帰路につきます ・・・ 。
終わってみての感想としては・・・。
・想像していたより、しっかりとした酒蔵見学ができる。
・宴会の盛り上がり具合は、噂どおりで参加者を
楽しませる趣向が盛りだくさん。
(何名かのグループでいけば楽しそう)
・つぶれる人がでるくらい大量の酒が飲めるかと
思っていたが、そんなに酔っ払うほどではなかった。
帰りは再び電車に1時間強揺られ自宅に戻ります。
途中、知り合いに食事に誘われたので、そのまま居酒屋へ・・・。
居酒屋でまったりしてると、
なんか脚が痛くなってきました。
どうやら日中全力で走ったせいで筋肉痛になってる模様。
運動不足のようですね。
今回は飲んでばっかりの休日でしたが、
これからは休日は身体を動かそうかなと思います。