Gmailの仕様変更で起きた問題
クラウドシステムソリューション事業部の松永です。
今回はGmailについてお話ししたいと思います。
最近、色々な場面でGmailを使用する方が増えているかと思います。
Gmailに限らずwebメールサービス全般に言えることですが、PCからでもスマホからでも確認できるという点や、携帯の会社を変えても引き続き使用できるという利点があるため、私の周りでもGmailに変更する人が出てきています。
また現在勤務している現場では、会社のアドレスとしてGmailを使用しています。
ドメインの ○○.co.jp の部分は会社のものを使用しているので外部からは分からないですが、中身はしっかりGmailです。
さてそんなGmailですが、どんどん機能の追加が行われています。
例えば2016年の9月頃には、HTMLメールで使えるCSSがかなり多くなりました。
(詳細: https://gsuiteupdates-ja.googleblog.com/2016/09/blog-post_27.html )
それまではレスポンシブデザインの(表示するデバイスによって見え方が変わるような)メールを送る場合、Gmail用に専用の対策が必要なほどだったのですが、今ではほとんど気にせずに送信できるようになりました。
また2017年3月1日には、受信可能な添付ファイルの容量が1通当たり25MBから50MBに増えました。
(詳細: https://gsuiteupdates-ja.googleblog.com/2017/03/gmail-50-mb.html )
送信できるサイズの制限は25MBのままですが、Googleドライブを併用するという手段が用意されています。
その他にも色々あるのですが、その中で最近業務で影響があったのが、2017年2月13日以降、.jsファイルの添付が送受信共に禁止されたことです。
(詳細: https://gsuiteupdates-ja.googleblog.com/2017/01/2017-2-13-js-gmail.html )
この変更はセキュリティの強化を目的としたもので、zip圧縮した場合でもその中にjsファイルが含まれていれば送受信できません。
また直接の添付は禁止ですが、Googleドライブ等を使用すれば送信できます。
いずれも知っていれば問題ないのですが、
・Gmailの変更があることは知っていたが、相手側に連絡していなかった
・こちらのメールアドレスのドメインが ○○.co.jp といった会社のドメインだったため、Gmailであることに相手側が気づかなかった
ということが重なり、ファイルを送ってもらうつもりがエラーになっていた、ということがありました。
大きな変更がある場合はニュースサイトで記事になったりするので、業務で使用するものはぜひ積極的にチェックしていきたいところです。