社会余剰時間と書籍と僕たち私たち
みなさまこんにちは。
第3システム部の鶴留です。
よくある日常会話の一つですが
「ご趣味は何ですか?」からはじまる質疑応答が交わされることが
あることと思います。
自分はそのときやりたいと思ったことをやる感じで
いきあたりばったりで生きているのと
あまり一つのことが長く続かないので
いつも答えに迷っています。
そんな風に困っているとき
たまに、
「え・・・ど、読書・・・とか、だったりして」
とか言ったりします。
本当かなあ・・・
ここで、
「へえ、どんな本を読まれるんですか?」
となる時がありますが(誰か助けて!)
どんな本を読まれるんですか?
どんな本を読んでいるんだっけ?
なんと答えたらよいか良く分からないので
「一般書とか・・・」とか曖昧な回答でごまかしています。
種類が特定できない場合は、「いろいろ読みますね」とか
言えばいいのかな?
今日はこのちょっとしたスペースを利用して
過去に読んでみて面白かった本を振り返ってみようと思います。
<1冊目>
Joel On Software と
More Joel On Software
Joel Spolsky 著/ 青木 靖 訳
1冊目と書いておきながらいきなり2冊載せるのは卑怯かもしれませんが
いつも面白かった本として1番目に挙げている本です。
元々は個人ブログとして公開していたものが製本されたもので、
エンジニアが日常的に抱える問題についていろいろ書かれています。
が、一番優れているのはその読みやすさだと思います。
どちらかというと、アメリカのジョークについてよく学べるかもしれません。
個人的には、Excelの意味不なオプション「1904年から計算する」が
なぜ存在するのかという話がお気に入りです。
ちなみに、元がブログだからなのか、Webで読めます。(日本語版も)
<2冊目>
服従の心理
Stanley Milgram 著/ 山形 浩生 訳
人が大きな制度構造の中に取り込まれたとき、自分の人格を圧して
殺人すら行えるのは何故か?という趣旨の服従心理実験
「アイヒマン実験」に関する実験レポートです。
この本の特徴は、実験の倫理観云々あったようですが
あくまで「実験レポート」という形にこだわっています。
内容がほとんど同じような実験の繰り返しで盛り上がりはないですが
興味があればけっこういけると思います。
最後に書いてある訳者の考察が一番面白かったです。
<3冊目>
スプーンと元素周期表
Sam Kean 著/ 松井 信彦 訳
理科の授業で目にしたことのある「元素周期表」の生い立ちを追って
歴史、語源、錬金術、神学、毒、通貨、政治、犯罪、詐欺、愛などなど
様々なエピソードが語られるドラマティックな本です。
科学の色々なことが凡人でもわかるようにとても慎重に書かれていて、
大変読みやすい一冊でした。
広く浅くまとめられているのであまり深いことは書いていませんが
それは別の本で読めばいいですよね。
そろそろ牛丼が冷めてしまうのでここまでにします。
オススメの本があれば是非教えてください。
皆様が素敵な一冊に出会えますように。
おわりです。